音楽室ハルモニアでレッスンを担当する講師の紹介です。

音楽室ハルモニア主宰 引地希(ひきちのぞみ) ヴィオラ &ヴァイオリン

5歳よりヴァイオリン、18歳よりヴィオラを始める。

弦楽四重奏や弦楽合奏、ヴィオラとピアノのデュオなど、室内楽を中心に演奏活動を行う。

自主企画コンサートの制作なども手がけ、10年に渡り弦楽四重奏団の事務局を務める。

2019年より古い時代の音楽について学び、中世フィドル(ヴィエール)奏者、2024年よりバロックヴァイオリン奏者として活動を始める。

元ヤマハ大人の音楽レッスンバイオリン科講師、室内楽、弦楽合奏の指導も行う。2023年末に26年の稼働を終え退任。

2021年地域音楽コーディネーター認定取得。

ヴァイオリンを林茂子、前澤均、前澤悦子の各氏に、ヴィオラを中村静香、小野聡、ヴォルフガング・ヴェルファーの各氏に師事。中世音楽全般を坂本卓也氏に師事。

フェリス女学院大学音楽学部演奏学科ディプロマコースヴィオラ専攻修了。中世フィドル協会湘南支部長。

長年ヤマハで指導をしてきました

ヤマハ大人の音楽レッスン・バイオリン科の講師として、26年間指導に携わってきました。

大人の方が初めてヴァイオリンを始めるスタートを見守り、楽器の購入から初歩の指導、上達に伴いただ演奏するだけではなく、人と合わせること、アンサンブルとは何か?に主眼を置いたレッスンを展開しています。

ヴァイオリンを弾くことは、人と会話を交わすこと、仲間とのコミュニケーション、そして自分自身との対話であると考えています。

ヤマハではオリジナルシステムのグループレッスンを中心に指導経験を重ねてきました、子どもへの指導(3歳から大学生まで)大人の方への個人指導も豊富です。それらの指導力を統合させ音楽室ハルモニアでのレッスンへ注力して行きます。

今までの音楽活動

自分自身の演奏活動は、弦楽四重奏のヴィオラ奏者として最も力を注いできました。

私自身、子どもの頃からレッスンを受けていた先生方が弦楽四重奏の活動をされていたこと、折にふれコンサートに伺い、生き生きと演奏する先生の姿に影響を受けてきました。ソナタやコンチェルトを演奏するのも大好きですが、やはり弦楽器ならではの弦楽四重奏は作品数も多く、一生かけても全て演奏しきれないほど奥の深いジャンルです。私自身もまだまだ弾いていない作品がたくさんあります。

ヴィオラは18歳の時にヴァイオリンから転向して演奏を始めました。人間の声にとても近いヴィオラは私にとって最も表現しやすい楽器であり、ピアニストとデュオを組んでリサイタルを行いました。

ヴァイオリンやヴィオラの演奏ではさまざまな曲を勉強していきますが、ある程度技術が固まってきたらぜひアンサンブルに取り組んでほしいと考えています。特にアマチュアの大人の方が音楽を楽しむには、気心の知れた仲間との合奏が何よりも有意義な時間となります。

またただ演奏するだけのコンサートではなく、楽しいお話を取り入れたプログラムにも力を入れてきました。演奏する曲の解説や作曲家について、楽器のお話や演奏者自身の感じていること、お客さまとのコミュニケーションを大切にしたコンサートを数多く開催してきました。

クラシック音楽以外では、ジャズの演奏、またロックバンドでのヴァイオリン演奏、シンガーソングライターの方とのライブ活動、レコーディングなど、さまざまな音楽ジャンルでも活動をしてきました。最近ではyoutubeへの演奏動画公開、ポップス曲の音源制作などにも取り組み、新しいジャンルの音楽活動も少しずつ展開しています。

2019年より中世音楽に興味を持ち、中世フィドルを弾き始めたことから古い時代の音楽を学び続けています。2024年からはバロックヴァイオリン奏者として活動を始めました。福岡、大阪、横浜など日本のあらゆる地域で演奏活動を続けています。

好奇心を持つことが原動力

好奇心旺盛な性格なので、興味を持つことは多岐に渡ります。

音楽ではクラシックはもちろん、ジャズやブラジル音楽、ロックやポップスも大好きです。演奏もしますしライブを聴きにいくこともしばしば。舞台芸術全般も好きで、演劇、オペラ、バレエ、歌舞伎も観賞します。

コロナ禍が明けて海外へ自由に行けるようになってから、2023年はオンラインの生徒さんを訪ねてドイツへ。ハノーファー、ベルリン、ライプツィヒを訪れ、ベルリンフィルのコンサートを聴き、ライプツィヒのバッハ音楽祭も訪ねてきました。ドイツの弦楽器工房を訪れてさまざまな楽器も試奏してきました。

2018年からは長年の憧れだったバロックダンスを始めました。バロックダンスは18世紀のフランスで始まった宮廷のダンスで、ルイ14世やモーツァルトも踊っていました。舞踏譜というダンスの楽譜が残されており、ステップや踊りに図形、動きが記されています。実際にメヌエットを踊ったことで、その後の音楽の捉え方も大きく変わりました。

音楽以外では、自分自身の幅を広げるために現在放送大学で勉強を続けています。現在7年生の終わりで、卒業まであと少しです。幅広く教養を養うことで音楽も多大な影響を受けていることがとても楽しいです。他にも美術館めぐり(現代アート)、アウトドア(キャンプとボディボード)、料理(何でも作ります)、読書、仏像拝観など、興味はいろいろです。

プライベートでは夫と大学生の長女、中学生の次女、そして愛犬がいるにぎやかな毎日です。

音楽室ハルモニアで多くの方と楽しい時間を共有できることを願っております。